uim-skkでsticky-shiftを実現する
Ubuntuを13.04から14.04にアップグレードしました。 Ubuntu界隈では、IMEがIBus1.5になり使いにくいと大荒れのようです。 IBus1.5では、IMEを切り替えるとキーボードの配置まで変わるらしく、 特に英語キーボードを使ってたりするとストレスが半端ないようです。
私は、幸いにもuim-skkを使用していたので、この騒ぎを体験せずにすみました。 やっぱりskkはおすすめですね。
そんな我が道をいくuim-skkですが、ひとつ問題がありました。 それは、sticky-shiftの設定ができないとうことです。
私は、EmacsとWindowsのSKKFEPでは、セミコロンをSticky-Shiftとして設定しています。 しかし、uim-skkには、設定ダイアログにそのような項目が見当たりません。 公式ドキュメントには、対応したとはあるのですが、 具体的な設定方法が見当りません。
- https://code.google.com/p/uim-doc-ja/wiki/RequestUimSolved#sticky_shift%E3%82%92%E4%BD%BF%E3%81%84%E3%81%9F%E3%81%84
2chに質問したりもしたのですが、特に反応もなく放置されたままでした。
それでもやはりなんとかしたいと思い、 改めてドキュメントを読んでみると、
~/.uim
という設定ファイルの詳しい記述方法がありました。
最初からもっと読んでおくべきでしたね。。。
そこで、そこの説明に載っているソース( /usr/share/uim/
)をgrepしてみると、
それらしきカスタム変数が定義されていたのです。
さっそく見よう見まねで ~/.uim
を定義してみました。
(require-module "skk")
(define-key skk-sticky-key? '(";"))
これでバッチリセミコロンでSticky-Shiftできました! uim-skkを使用している人はぜひ試してみてください。 快適さが全然ちがいますよ。
以下わかったことをまとめておきます。
- 基本は、GUIの設定ダイアログで設定する。
- それで設定できないものは、
~/.uim
にSchemeで設定ファイルを記述する。 - ダイアログとかぶる設定は、
~/.uim
が優先される。 - 端末を開き、uim-shを打ち込めば、uimのschemeのREPLが起動する。
- (exit)で終了。
Schemeで設定できる UIM ってやっぱカッコいいな。